二級ボイラー技士に挑む日々「独学で過去問を勉強」
日本ボイラー協会発行の「二級ボイラー技士教本」からボイラー技士の試験は出題されています。 この教本の目次にそって過去問をセレクトしました。日々少しづつ取り組んでみてください。
2016年1月7日木曜日
13日目 「ボイラーの保全、水管理」
二級ボイラ技士教本 「ボイラーの保全、水管理」 P185~225
この章の毎回2~3問程度されています。
問1 ボイラー水中の不純物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(H16前期)
①水中に含まれる硬度成分はボイラー水が蒸発して濃縮されるとスケールとなって付着する。
②カルシウムやマグネシウム塩類を多く含んでいる水ほどボイラー給水として適している。
③水中に溶存する酸素、二酸化炭素などはボイラーの腐食の原因となる。
④懸濁物は、キャリオーバの原因となる。
⑤硫酸塩類は、沸騰によって分解せず、濃縮して硬質のスケールとなる。
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問2 ボイラー清缶剤を使用する目的として、誤っているものは次のうちどれか。(H16前期)
①硬度成分を軟化させる。
②pH及び酸消費量を調整する。
③発生した蒸気の悪臭を除く。
④ボイラー内で生じた沈殿物の結晶の成長を防止する。
⑤ボイラー水中の酸素を除去する。
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問3 ボイラーの内面腐食について、誤っているものは次のうちどれか。(H24前期)
①給水中に含まれている溶存気体の酸素、二酸化炭素は、鋼材の腐食の原因となる。
②腐食は、一般に電気化学的作用などにより生じる。
③アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウムと鋼材が反応して生じる。
④ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制する。
⑤ボイラー水のpHを中性に調整することによって、腐食を抑制する。
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問4ボイラーの休止中の保存法について、誤っているものは次のうちどれか。(H21後期)
①ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して防せい油又は防せい剤などを塗布する。
②満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用することができない。
③満水保存法では、保存水(ボイラー水)の管理を行うため、月に1~2回、pH、鉄分及び薬剤の濃度を測定する。
④乾燥保存法は、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥する。
⑤乾燥保存法では、吸湿剤としてタンニン又は硫酸アルミニウムが用いられる。
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問5 清掃、修繕等のためボイラー内部に入る場合の注意事項として、誤っているものはどれか。(H20後期)
①マンホールのふたを外すときは、内部に圧力が残っていないことを確認する。
②ふたを開いてから、胴の内部に十分空気が流通するように穴や管台部分を開放し、又は仮設ファンを使用して換気する。
③他のボイラーと連結している配管に設けられた主蒸気弁、給排水弁などは、フランジ継手部で遮断板により遮断する。
④ボイラー内に作業者が入る場合は、必ず外部に監視者を配置する。
⑤照明に使用する電灯は安全ガード付きのものを使用し、移動用電線は絶縁被覆に損傷が無いビニルコードを使用する。
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問6 ボイラーの酸洗浄に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19後期)
①酸洗浄は、ボイラー内に付着したスケールを溶解除去するものである。
②酸洗浄の使用薬品には、通常、炭酸ナトリウムが多く用いられる。
③酸洗浄には、酸によるボイラーの腐食を防止するため抑制剤(インヒビタ)が添加されるほか、必要に応じて銅溶解剤、銅封鎖剤などの添加剤が併用される。
④シリカ分の多い硬質スケールのときは、所要の薬液でスケールを膨潤させて、前処理を行う。
⑤酸洗浄作業中は、水素が発生するのでボイラー周辺では火気を厳禁とする。
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問7 ボイラー補給水の単純軟化装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19後期)
①給水中のカルシウム及びマグネシウムを除去する最も簡単な装置で、低圧ボイラーに広く普及している。
②給水を強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたNa塔に通過させて、水の硬度成分を樹脂に吸着させ、樹脂のナトリウムと置換させる方法である。
③給水中のシリカは、除去することができない。
④処理水の残留硬度は、貫流点を超えると著しく増加してくる。
⑤イオン交換樹脂が交換能力を減じた場合、一般には塩酸で負荷目的に合うイオンを吸着させ再生させる。
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問8 ボイラーの水管理について、誤っているものは次のうちどれか。(H24前期)
①水溶液が酸性か又はアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量により定まる。
②常温(25℃)でpHが7未満は酸性、7を超えるものはアルカリ性である。
③酸消費量は、水中に含まれる酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などの酸性分の量を示すものである。
④酸消費量は、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)に区分される。
⑤全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算して試料1L中のmg数で表す。
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問9 ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。(H24後期)
①軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
②軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどが用いられる。
③脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
④脱酸素剤には、タンニン、アンモニア、硫酸ナトリウムなどが用いられる。
⑤酸消費量付与剤には、低圧ボイラーでは水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどが用いられる。
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問10 ボイラの補給水処理に関する単純軟化装置について、正しいものは次のうちどれか。(H22前期)
①中和剤により、給水中の高いアルカリ分を除去する装置である。
②逆浸透膜により、純水を作るための装置である。
③真空脱気により、給水中の酸素を取り除く装置である。
④強酸性陽イオン交換樹脂により、給水中のカルシウム及びマグネシウムを樹脂のナトリウムと置換させる装置である。
⑤高分子気体透過膜により、給水中の塩素イオンを取り除く装置である。
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答え 13日目 「ボイラーの保全、水管理」
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