2016年1月13日水曜日

14日目 「燃料、燃焼理論」

二級ボイラ技士教本 「燃料、燃焼理論」 P87~125 この章の毎回1~2問程度されています。



問1ボイラーにおいて燃料を燃焼させる際に発生する硫黄酸化物(SOx)又は 窒素酸化物(NOx)について、誤っているものは次のうちどれか。(23後期)
①ボイラーの煙突から排出されるSOxは、SO3が主で、SO2は少量である。
②SOxは、人の呼吸器系統などの障害を起こすほか、酸性雨の原因になる。
③燃焼室で発生するNOxは、NOが主で、煙突から排出されて大気中に拡散する間に、酸化されてNO2になるものがある。
④燃焼により生じるNOxには、サーマルNOxとフューエルNOxの2種類がある。
⑤フューエルNOxは、燃料中の窒素化合物から酸化して生じる。
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問2 ボイラーの燃料の燃焼により発生する大気汚染物質について、誤っているものは次のうちどれか。(26後)
①SOxは、NOxとともに酸性雨の原因になる。
②排ガス中のNOxは、大部分がNOである。
③燃焼により発生するNOxには、サーマルNOxとフューエルNOxがある。
④サーマルNOxは、燃料中の窒素化合物から酸化によって生じる。
⑤すすは、燃料の燃焼により分解した炭素が遊離炭素として残存したものである。
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問3 次の文中の[  ]内に入れるA、B及びCの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。(24後期)
「日本工業規格による燃料の工業分析は、[ A ]を気乾試料として水分、灰分及び[ B ]を測定し、残りを[ C ]として質量(%)で表す。」
①A=固体燃料 B=揮発分 C=固定炭素
②A=固体燃料 B=炭素分 C=硫黄分
③A=液体燃料 B=揮発分 C=硫黄分
④A=気体燃料 B=窒素分 C=発熱量
⑤A=気体燃料 B=炭化水素 C=発熱量
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問4重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。(26後)
①残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
②水分が多いと、いきづき燃焼を起こす。
③スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
④灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し伝熱を阻害する。
⑤硫黄分は、ボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。
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問5 ボイラーにおける燃料の燃焼について、誤っているものは次のうちどれか。(25後期)
①燃焼には、燃料、空気、温度の三つの要素が必要である。
②理論空気量の単位は、液体及び固体燃料では[㎥N/kg]で表し、気体燃料では[㎥N/㎥N]で表す。
③理論空気量をA0、実際空気量をA、空気比をmとすると、A=mA0という関係が成り立つ。
④実際空気量は、一般の燃焼では理論空気量より大きい。
⑤着火性がよく、燃焼速度が遅いと、一定量の燃料を完全燃焼させるのに狭い燃焼室で足りる
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問6重油に関し、次のうち誤っているものはどれか。(18後期)
①A重油はB重油に比べて流動点が低い。
②A重油はB重油に比べて密度は小さいが、単位質量当たりの発熱量が大きい。
③密度の大きい重油は、密度の小さい重油より一般に引火点が低い。
④重油の密度は、温度が上昇すると減少する。
⑤重油の粘度は、温度が高くなると低くなる。
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問7 発熱量に関し、次のうち誤っているものはどれか。(18後期)
①発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいう。
②発熱量の単位は、液体又は固体燃料で〔MJ/kg〕、気体燃料で〔MJ/㎥N 〕をもって表す。
③発熱量には、同一燃料につき、高発熱量と低発熱量の2通りの表し方がある。
④高発熱量と低発熱量との差は、燃料に含まれる水素及び水分によって決まる。
⑤低発熱量は、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量である。
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問8 石炭に関し、次のうち誤っているものはどれか。(19前)
①石炭の主成分をなすものは、固定炭素である。
②石炭の揮発分は、炭化度の進んだものほど少ない。
③炭化度が進んだものほど、単位質量当りの発熱量が小さい。
④褐炭から無煙炭になるにつれて成分中の水素、酸素はともに減少し、炭素成分は増加する。
⑤褐炭から無煙炭になるにつれて燃料比は増加する。
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問9 石炭燃焼と比較した重油燃焼の特徴として、誤っているものはどれか。(19前)
①燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。
②完全燃焼させるのに、より多量の過剰空気を必要とする。
③すす、ダストの発生が少なく、灰処理の必要がない。
④ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。
⑤急着火、急停止の操作が容易である。
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問10 問27 気体燃料の燃焼の特徴に関し、次のうち誤っているものはどれか。(19前)
①燃焼させるうえで、液体燃料のような微粒化や蒸発のプロセスが不要である。
②空気との混合状態を比較的自由に設定でき、火炎の広がり、火炎の長さなどの調節が容易である。
③安定な燃焼が得られ、点火、消火が容易で自動化しやすい。
④重油のような燃料の加熱や霧化媒体が不要である。
⑤ガス火炎は、油火炎に比べて放射率が高く、ボイラーにおいては放射伝熱量が増し、対流伝熱量が減少する。

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答え 14日目 「燃料、燃焼理論」

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