二級ボイラー技士に挑む日々「独学で過去問を勉強」
日本ボイラー協会発行の「二級ボイラー技士教本」からボイラー技士の試験は出題されています。 この教本の目次にそって過去問をセレクトしました。日々少しづつ取り組んでみてください。
2015年12月15日火曜日
6日目 ボイラー各部の構造と強さ
二級ボイラ技士教本 「ボイラー各部の構造と強さ」 P39~50
この章からは「長手継手、周継手の応力」や「ガゼットステー」、「炉筒の種類と応力」が出題される傾向が大きいようです。
問1 炉筒に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H18前期)
①炉筒は、燃焼ガスによって加熱されると鏡板によって拘束されているため、炉筒板内部には圧縮応力が生ずる。
②ガセットステーを取り付ける場合には、鏡板のブリージングスペースに設ける。
③波形炉筒の波形には、モリソン形、フォックス形及びブラウン形がある。
④波形炉筒は、平形炉筒に比べ外圧に対し強度が大きい。
⑤平形炉筒の伸縮継手の多くは各節の接合部に設けられ、波形部高さが高いほど強め輪としての強さが増す。
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問2 炉筒煙管ボイラー各部の構造に関し、次のうち誤っているものはどれか。
(H18後期)
①円筒形の胴は、同種、同厚の材料において他の形状の胴よりも大きな強度を得ることができる。
②ガセットステーは、平板によって鏡板を胴で支えるものである。
③管板には、煙管のころ広げに要する厚さを確保するため、一般に平管板が用いられる。
④胴の周継手の強さは、長手継手の強さの2倍以上としなければならない。
⑤波形炉筒は、平形炉筒に比べ熱による伸縮が自由である。
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問3 ボイラーに用いられるステーについて、誤っているものは次のうちどれか。(H23後期)
①ガセットステーは、平板によって鏡板を胴で支えるもので、通常、溶接によって取り付ける。 ②ガセットステーは、熱応力を緩和するため、鏡板のブリージングスペースに取り付ける。 ③管ステーは、煙管よりも厚肉の鋼管を管板に溶接によって取り付けるか又はねじ込みによって取り付ける。 ④管ステーを溶接によって取り付ける場合には、溶接を行う前に軽くころ広げをする。 ⑤管ステーを火炎に触れる部分に取り付ける場合には、端部を縁曲げしなければならない。
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問4 ボイラーに使用される次の管類のうち、伝熱管に分類されないものはどれか。(H25後期)
1:煙管 2:水管 3:蒸気管 4:過熱管 5:エコノマイザ管
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問5 ボイラー各部の構造と強さに関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19前期)
①胴又はドラムの継手には、長手方向及び周方向の2種類がある。
②ボイラーの胴板には、内部の圧力によって引張応力が発生する。
③周継手の強さは、長手継手の強さの2倍以上必要である。
④皿形鏡板は、球面殻部、環状殻部及び円筒殻部から成っている。
⑤平鏡板は、内部の圧力によって曲げ応力が生じるので、圧力の高いものはステーによって補強する必要がある。
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問6 胴及びドラムに関し、次のうち誤っているものはどれか。
(H19年後期)
①胴及びドラムが円筒形になっているのは、同種、同厚の材料に対し大きな強度を得ることができるからである。
②胴板には、内部の蒸気圧力によって引張応力が発生する。
③胴板に生じる応力には、周方向の応力及び軸方向の応力がある。
④周継手の強さは、長手継手に求められる強さの2倍以上必要である。
⑤胴板の溶接、胴板と鏡板との溶接などの重要な継手は、突合せ両側溶接を行うことが原則である。
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問7 次の文中の[ ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。(H26後期)
「炉筒煙管ボイラーの管ステーは、[ A ]よりも肉厚の鋼管を[ B ]に溶接によって取り付けるか、 又はその鋼管の両端にねじを切り、これを[ B ]に設けたねじ穴にねじ込んで取り付ける。」 ① A=煙管 B=管板
② A=煙管 B=胴板
③ A=管板 B=煙管
④ A=胴板 B=煙管
⑤ A=胴板 B=管板
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問8 鏡板及び管板に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19年後期)
①同一材料、同一寸法の場合、半だ円体形鏡板は、皿形鏡板より強度が大きい。
②皿形鏡板は、球面殻部、環状殻部及び円筒殻部からなっている。
③皿形鏡板の球面殻部は、すみの丸みをなす部分である。
④平鏡板には、内部の蒸気圧力によって曲げ応力が生ずる。
⑤管板には、管のころ広げに要する厚さを確保するため、一般に平管板が用いられる。
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問9 炉筒煙管ボイラの火炎に触れる管ステーの端部を縁曲げする理由で正しいのはどれか(H21前期)
①ころ広げを強化するため
②燃焼ガスを通りやすくするため
③水漏れを防ぐため
④管板を補強するため
⑤焼損を防ぐため
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問10 ボイラ各部の構造と強さについて誤っているものは次のうちどれか(H23前期)
①ボイラの胴板には内部の圧力によって周方向及び軸方向に引張応力が生じる
②胴の長手継手の強さは胴の周継手に求められる強さの1/2以上あればよい
③平鏡板は内部の圧力によって曲げ応力が生じるので圧力の高いものはステーによって補強する
④ガセットステーを取り付ける場合には鏡板との取付部の下端と炉筒との間にブリージングスペースを設ける
⑤炉筒は鏡板で拘束されているため燃焼ガスによって加熱されると炉筒板に圧縮応力が生じる
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答え 6日目 ボイラー各部の構造と強さ
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