二級ボイラー技士に挑む日々「独学で過去問を勉強」
日本ボイラー協会発行の「二級ボイラー技士教本」からボイラー技士の試験は出題されています。 この教本の目次にそって過去問をセレクトしました。日々少しづつ取り組んでみてください。
2015年12月24日木曜日
10日目 「ボイラーの自動制御の基礎」
二級ボイラ技士教本 「ボイラーの自動制御の基礎」 P87~125
この章の毎回1~2問程度されています。
問1 中容量以下のボイラーのオンオフ式蒸気圧力調節器において、蒸気圧力を 検出するのに一般的に使用されているものは、次のうちどれか。(H16前期)
1:フロート 2:ベローズ 3:光電管 4:電極棒 5:バイメタル
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問2 ボイラーの圧力及び温度の制御器に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19前期)
(1)蒸気圧力調節器は、蒸気圧力の変化によって伸縮するベローズを有する。
(2)オンオフ式蒸気圧力調節器で蒸気圧力を制御する場合は、動作すき間の設定が必要となる。
③蒸気圧力調節器は、垂直、水平に注意し、ボイラー本体に直接取り付ける。
(4)オンオフ式温度調節器(電気式)は、調節器本体、感温体及びこれらを連結する導管から成っている。
(5)オンオフ式温度調節器(電気式)の感温体内の溶液には、通常、トルエン、エーテル、アルコールなどが使用される。
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問3 電気式温度調節器(オンオフ式)に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19後期)
①温度調節器は、調節器本体と感温体及びこれらを連結する導管からなっている。
②感温体には、温度によって抵抗値が変化する電気的特性を有する硫化鉛が使用されている。
③感温体は、ボイラー本体に直接取り付けるか又は保護管を用いて取り付ける。
④感温体の保護管の管内には、シリコングリスなどを挿入して感度を良くする。
⑤オンオフ動作による温度制御には、動作すき間の設定が必要となる。
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問4 ボイラーの自動制御に使用されるフィードバック制御に関し誤っているものはどれか。(H20後期)
①オンオフ動作には、動作すき間の設定が必要である。
②比例動作は、偏差の大きさに比例して操作量を増減するように動作するもので、P動作ともいう。
③ハイ・ロー・オフ動作は、オフセットが現れた場合に、オフセットがなくなるように働く動作である。
④ 積分動作は、制御偏差量に比例した速度で操作量を増減するように動作するもので、I動作ともいう。
⑤ 微分動作は、偏差が変化する速度に比例して操作量を増減するように働く動作で、D動作ともいう。
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問5 ボイラーの圧力制御機器に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H21前期)
① 比例式蒸気圧力調節器は、一般にコントロールモータとの組合せにより、比例動作(P動作)によって蒸気圧力の調節を行う。 ② 比例式蒸気圧力調節器では、動作すき間の設定を行って蒸気圧力を制御する。 ③ オンオフ式蒸気圧力調節器(電気式)は、水を満たしたサイホン管を用いてボイラーに取り付ける。 ④ 蒸気圧力制限器には、一般にオンオフ式圧力調節器を使用している。 ⑤ 蒸気圧力制限器は、ボイラーの蒸気圧力が異常に上昇した場合に、直ちに燃料の供給を遮断する。
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問6 ボイラーのシーケンス制御回路に使用される電気部品について、誤っているものは次のうちどれか。(H25後期)
①電磁継電器は、電流が流れて吸着片を引きつけることによって作動し、ばねの力で接点が作動以前の状態に戻ることにより復帰する。
②電磁継電器のブレーク接点は、コイルに電流が流れると閉になり、電流が流れないと開となる接点である。
③電磁継電器のブレーク接点を用いることによって、入力信号に対して出力信号を反転させることができる。
④タイマは、適当な時間遅れをとって接点を開閉するリレーで、シーケンス回路によって行う自動制御回路に多く利用される。
⑤リミットスイッチは、物体の位置を検出し、その位置を制御するために用いられるもので、マイクロスイッチや近接スイッチがある。
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問7ボイラーの自動制御における、制御量とそれに対する操作量との組合で間違いはどれか(H24前期)
①制御量=蒸気圧力 操作量=燃料量及び燃焼空気量
②制御量=蒸気温度 操作量=過熱低減器の注水量又は伝熱量
③制御量=ボイラー水位 操作量=蒸気量
④制御量=炉内圧力 操作量=排出ガス量
⑤制御量=空燃比 操作量=燃料量及び燃焼空気量
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問8 ボイラーの水位制御について、誤っているものは次のうちどれか。(H23後期)
①水位制御は、負荷の変動に応じて給水量を調節するものである。
②単要素式制御は、ドラム水位のみ検出し、水位の変化に応じて給水量を調節する方式で、 負荷変動の激しいときは良好な制御ができない。
③2要素式制御は、ドラム水位と蒸気流量を検出し、両者の信号を総合して操作部へ伝える方式である。
④電極式水位検出器は、蒸気の凝縮によって検出筒内部の水の純度が低くなると、正常に作動しなくなる。
⑤熱膨張管式水位調整装置は、金属管の温度の変化による伸縮を利用し、電力などの補助動力
を必要としないので、自力式制御装置といわれている
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問9 燃焼安全装置の火炎検出器に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H21前期)
①硫化カドミウムセルは、イオン化現象を利用したもので、ガス燃焼炎の検出に適している。
②硫化鉛セルは、硫化鉛の抵抗が火炎のフリッカによって変化する電気的特性を利用したもので、主に蒸気噴霧式バーナなどに用いられる。
③整流式光電管は、光電子放出現象を利用したもので、油燃焼炎の検出に適している。
④紫外線光電管は、光電子放出現象を利用したもので、感度が良く、安定していて、炉壁の放射による誤作動もなく、すべての燃料の燃焼炎の検出に用いられる。
⑤フレームロッドは、火炎の導電作用を利用したもので、主にガス燃焼炎の検出に使用され、点火用のガスバーナに多く用いられる。
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問10 燃焼安全装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H20前期)
①燃焼安全装置は、主安全制御器、火炎検出器、燃料遮断弁及び各種の事故を防止するためのインタロックを目的とする制限器から構成されている。
②主安全制御器は、出力リレー、フレームリレー及び安全スイッチの三つの主要部分から成る。
③安全スイッチは、遅延動作形タイマーの一種で、バイメタルタイマ、電子式タイマ、モータータイマなどがある。
④燃焼安全装置は、異常消火時にはバーナへの燃料の供給を直ちに遮断しかつ、障害復旧後は自動的に再起動する機能を有するものである。
⑤軽質燃料油及びガス燃料を使用するボイラーには、燃料を遮断する機構が二重に設けられていることが望ましい。
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答え 10日目 「ボイラーの自動制御の基礎」
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