2016年9月2日金曜日

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2016年8月28日日曜日

答え 7日目 附属品(圧力計、水面測定装置、通風計)

解答 附属品(圧力計、水面測定装置、通風計)

問1 ④
問2 ④
問3 ⑤
問4 ①
問5 ①
問6 ③
問7 ①
問8 ⑤
問9 ⑤
問10 ④

2016年2月2日火曜日

1日目 熱及び蒸気

二級ボイラ技士教本 「熱及び蒸気」 P1~10 この章からは毎年1問づつ出題されています。



問1 伝熱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(H16後期出題)
①伝熱作用は、熱伝導、熱伝達、放射伝熱の三つに分けることができる。
②空間をへだてて相対している物体間に伝わる熱の移動を対流伝熱という。
③熱の伝導の良否を表すのに熱伝導率が用いられる。
④液体や気体が固体壁に接触して、その間に熱の移動が行われることを熱伝達という。
⑤固体壁を通して高温流体から低温流体へ熱が移動することを熱貫流又は熱通過という。
  2   3   4   5

問2 熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。 (H18後期出題)
①比熱の大きい物体は、温まりやすく冷えやすい。
②水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど大きくなる。
③標準大気圧において質量1㎏の水を温度1K(1℃) 高めるのに要する熱量は4.187kJである。
④標準大気圧のときの水の飽和温度は100℃で、圧力が高くなるに従って飽和温度は低くなる。 ⑤過熱蒸気は、乾き飽和蒸気のことである。
  2   3   4   5

問3 熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。(H20前期出題)
①顕熱は、飽和水から飽和蒸気になるのに費やされる熱量である。
②比熱の大きい物体は、比熱の小さい物体よりも温まりやすく冷えやすい。
③水の蒸発熱は、圧力が高くなるほど大きくなる。
④飽和蒸気の比エンタルピは、飽和水1kgの顕熱の値である。
⑤過熱度とは、過熱蒸気の温度とその過熱蒸気の圧力に相当した飽和蒸気温度との差である。
  2   3   4   5

問4 伝熱に関し、次のうち誤っているものはどれか。 (H18前期出題)
①伝熱作用は、熱伝導、熱伝達、放射伝熱の三つに分けることができる。
②温度の一定でない物体の内部で、温度の高い部分から低い部分へ順次熱が伝わる現象を熱伝導という。
③液体や気体が固体壁に接触して、固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達という。
④空間を隔てて、相対している物体間に熱が移動する現象を対流伝熱という。
⑤固体壁を通して、高温流体から低温流体へ熱が移動する現象を熱貫流という。
  2   3   4   5

問5 熱及び蒸気について、誤っているものは次のうちどれか。(H23後期出題)
①標準大気圧のときの水の飽和温度は100℃で、圧力が高くなるに従って飽和温度は高くなる。
②水の蒸発熱は潜熱ともいい、圧力が高くなるに従って大きくなる。
③標準大気圧のときの水の蒸発熱は、水の質量1kgあたり約2257kJである。
④過熱蒸気の温度と、同じ圧力の飽和蒸気の温度との差を過熱度という。
⑤1kgの湿り蒸気の中に、x kgの乾き飽和蒸気と(1- x )kgの水分が含まれている場合、x をその湿り蒸気の乾き度という。
  2   3   4   5

答え 1日目 熱及び蒸気

2016年1月18日月曜日

17日目 「ボイラー室、及び構造規格」

「ボイラーに関する検査、諸届」  この章の毎回3~4問程度出題されています。



問1 二級ボイラー技士をボイラー取扱作業主任者として選任することができる ボイラーは、法令上、次のうちどれか。(20前期)
① 伝熱面積が40m の鋳鉄製温水ボイラー 2基
② 伝熱面積が30m の鋳鉄製蒸気ボイラー 2基
③ 伝熱面積が40m の炉筒煙管ボイラー  2基
④ 伝熱面積が30m の煙管ボイラー    2基
⑤ 伝熱面積が100m の貫流ボイラー   2基
  2   3   4   5

問2ボイラーの定期自主検査の項目と点検事項との組合せで誤っているのはどれか。(20前期)
    [項目]        [点検事項]
① 圧力調節装置………………機能の異常の有無
② 燃焼装置のストレーナ……つまり又は損傷の有無
③ ボイラー本体………………水圧試験による漏れの有無
④ 燃焼装置のバーナ…………汚れ又は損傷の有無
⑤ 煙道…………………………漏れその他の損傷の有無及び通風圧の異常の有無
br /> 1   2   3   4   5

問3 次の文中の [  ]内に入れる期間として、正しいものは1~5のうちどれか。(16後期)「事業者は、ボイラー(小型ボイラーを除く。)について、その使用を開始した後、 [  ]以内ごとに1回、定期に、自主検査を行わなければならない。ただし、[  ]をこえる期間使用しないボイラーの当該使用しない期間においては、この限りでない。」
①7日
②10日
③1月
④6月
⑤1年
  2   3   4   5

問4次の文中の[  ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、法令上、正しいものは1~5のうちどれか。(25後期)
「ボイラー(小型ボイラーを除く。)については、使用を開始した後、[ A ]以内ごとに1回、定期に、ボイラー本体、燃焼装置、[ B ]、付属装置及び付属品について自主検査を行わなければならない。」
①A=1か月 B=自動制御装置
②A=3か月 B=空気予熱器
③A=6か月 B=給水装置
④A=6か月 B=自動制御装置
⑤A=1年 B=給水装置
  2   3   4   5

問5次の文中の[  ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、法令上、正しいものは1~5のうちどれか。(26後期)
「鋳鉄製ボイラー(小型ボイラーを除く。)において、給水が水道その他[ A ]を有する水源から供給される場合には、給水管を[ B ]に取り付けなければならない。」
①A=高濃度塩素 B=返り管
②A=浄化装置 B=膨張管
③A=浄化装置 B=ボイラー本体
④A=圧力 B=返り管
⑤A=圧力 B=ボイラー本体
  2   3   4   5

問6 鋼製ボイラー(小型ボイラーを除く。)の安全弁について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。(26後期)
①伝熱面積が100㎡以下の蒸気ボイラーには、安全弁を1個備えなければならない。
②貫流ボイラー以外の蒸気ボイラーのボイラー本体の安全弁は、弁軸を鉛直にしてボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付けなければならない。
③貫流ボイラーに備える安全弁については、当該ボイラーの最大蒸発量以上の吹出し量のものを過熱器の出口付近に取り付けることができる。
④過熱器には、過熱器の出口付近に過熱器の温度を設計温度以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。
b ⑤水の温度が120℃を超える温水ボイラーには、安全弁を備えなければならない。
  2   3   4   5

問7最高使用圧力1.0MPaの蒸気ボイラに取り付ける圧力計について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。(22後期)
①蒸気が直接圧力計に入らないようにすること。
②圧力計への連絡管は、容易に閉そくしない構造であること。
③コック又は弁の開閉状況を容易に知ることができること。
④目盛盤の径は、目盛りを確実に確認できるものであること。
⑤目盛盤の最大指度は、1.3MPa以上3.0MPa以下の圧力を示す指度とすること。
  2   3   4   5

問8 次の文中の[  ]内に入れるA及びBの数値の組合せとして、法令上、正しいものはどれか。(22前期)
「鋳鉄製温水ボイラで圧力が[ A ]MPaを超えるものには、温水温度が[ B ]℃ を超えないように温水温度自動制御装置を設けなければならない。」
①A=0.1 B=100
   ②A=0.1 B=120
    ③A=0.3 B=100
④A=0.3 B=120
   ⑤A=0.4 B=100
  2   3   4   5

問9 ボイラを設置するボイラ室について、法令上、正しいものは次のうちどれか。(22前期)
①ボイラとの間に障壁を設けずに重油の燃料タンクを設置する場合はボイラの外側から1.2m以上離すこと
②ボイラに附設された金属製の煙突又は煙道の外側から0.1m以内にある可燃性の物については、原則として鉄板で被覆しなければならない。
③伝熱面積が3㎡のボイラは、ボイラ室に設置しなければならない。
④ボイラの最上部から天井、配管その他のボイラの上部にある構造物までの距離は、原則として1m以上としなければならない。
⑤ボイラ室には、必要がある場合のほか、引火しやすい物を持ち込ませてはならない。
  2   3   4   5

問10 ボイラの附属品の管理について、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
①圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、  その内部が100℃以上の温度にならない措置を講ずること。
②逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること
③蒸気ボイラの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に現在水位と比較できるように表示すること。
④燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
⑤温水ボイラの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。br /> 1   2   3   4   5

答え 17日目 「ボイラー室、及び構造規格」

解答 「ボイラー室、及び構造規格」

解答 「ボイラー室、及び構造規格」




問1⑤伝熱面積が100m の貫流ボイラー   2基

問2③ボイラー本体………………水圧試験による漏れの有無

問3③1月

問4①A=1か月 B=自動制御装置

問5④A=圧力 B=返り管

問6①伝熱面積が50㎡以下の蒸気ボイラーには、安全弁を1個備えなければならない。

問7⑤目盛盤の最大指度は、1.3MPa以上3.0MPa以下の圧力を示す指度とすること。

問8④A=0.3 B=120

問9⑤ボイラ室には、必要がある場合のほか、引火しやすい物を持ち込ませてはならない。

問10①圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、
   その内部が100℃以上の温度にならない措置を講ずること。

2016年1月15日金曜日

16日目 「ボイラーに関する検査、諸届」

「ボイラーに関する検査、諸届」  この章の毎回3~4問程度出題されています。



問1 ボイラーの検査証及び性能検査に関し、法令上、誤っているものはどれか。(20前期)
①ボイラー検査証の有効期間は、原則として1年である。
②ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、性能検査を受けなければならない。
③性能検査を受ける者は、性能検査に立ち会わなければならない。
④性能検査を受ける者は、原則として、ボイラー(燃焼室を含む。)及び煙道を冷却し、掃除し、その他性能検査に必要な準備をしなければならない。
⑤性能検査の結果により1年未満又は1年を超え3年以内の期間を定めて、ボイラー検査証の有効期間を更新されることがある。
  2   3   4   5

問2 次の文中の A、B 内に入れるA及びBの用語の組合せとして、正しいものは①~⑤のうちどれか。(18後期)
「所轄労働基準監督署長は、( A  )に合格したボイラーについて、ボイラー検査証を交付する。ボイラー検査証の有効期間は( B  ) に合格すると更新される。」
          ① A落成検査   B使用検査
② A落成検査   B性能検査
③ A構造検査   B使用検査
④ A構造検査   B性能検査
⑤ A使用検査   B性能検査
⑤ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、空気圧により油を微粒化する。
  2   3   4   5

問3 ボイラーの管ステーを変更しようとするときは、ボイラー変更届にボイラー検査証及びその変更の内容を示す書面を添えて所轄労働基準監督署長に提出しなければならないが、その提出時期は次のうちどれか。(18後期)
①変更検査後、遅滞なく
②変更検査実施前まで
③変更工事完了後、遅滞なく
④原則として変更工事開始の日の10日前まで
⑤原則として変更工事開始の日の30日前まで
  2   3   4   5

問4ボイラーの性能検査についての説明として、誤っているものは次のうちどれか。(16後期)
①所定の手続きをし、使用を休止したボイラーを再び使用しようとする者は、性能検査を受けなければならない。
②性能検査を受ける者は、原則として、ボイラー(燃焼室を含む。)及び煙道を冷却し、掃除し、その他性能検査に必要な準備をしなければならない。
③ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、性能検査を受けなければならない。
④性能検査を受ける者は、性能検査に立ち会わなければならない。
⑤性能検査は、ボイラー検査証の有効期間が満了するまでに受検しなければならない。
  2   3   4   5

問5 使用を廃止した溶接による定置式立てボイラーを再び設置する場合の 手続き順序として、正しいものは次のうちどれか。
①落成検査→使用検査→設置届
②設置届→溶接検査→落成検査
③設置届→落成検査→使用検査
④使用検査→設置届→落成検査
⑤溶接検査→落成検査→設置届
  2   3   4   5

問6次の文中の[  ]内に入れるAの数値及びBの語句の組合せとして、法令上、正しいものは1~5のうちどれか。(25後期)
「設置されたボイラー(小型ボイラーを除く。)に関し、事業者に変更があったときは、変更後の事業者は、その変更後[ A ]日以内に、ボイラー検査証書替申請書に[ B ]を添えて、所轄労働基準監督署長に提出し、その書替えを受けなければならない。」
①A=10 B=ボイラー検査証
②A=10 B=ボイラー明細書
③A=30 B=製造許可書
④A=30 B=ボイラー検査証
⑤A=30 B=ボイラー明細書
  2   3   4   5

問7 次の文中の [  ]内に入れる語句として、正しいものは1~5のうちどれか。
「移動式ボイラーを設置しようとする者は、あらかじめ、ボイラー設置報告書 にボイラー明細及び[  ]を添えて、所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。」
①ボイラー溶接明細書
②ボイラー検査証
③ボイラー及びその配管の配置状況を記載した書面
④ボイラー室及びその周囲の状況を記載した書面
⑤ボイラーの強度計算書
  2   3   4   5

問8使用再開検査を受けなければならないボイラーは、法令上、次のうちどれか。(20前期)
①使用を廃止したボイラーを再び使用しようとするとき
②休止報告をして、使用を休止していたボイラーを再び使用しようとするとき
③構造検査を受けた後、1年間設置されなかったボイラーを設置し、使用しようとするとき
④ボイラーの変更工事が完了したとき
⑤輸入したボイラーを使用しようとするとき
  2   3   4   5

問9 ボイラー(移動式ボイラー及び小型ボイラーを除く。)に関する次の文中の[  ]内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、法令上、正しいものは1~5のうちどれか。(26後期)
「ボイラーを設置した者は、所轄労働基準監督署長が検査の必要がないと認めたものを除き、①ボイラー、②ボイラー室、③ボイラー及びその[ A ]の配置状況、④ボイラーの据付基礎並びに燃焼室及び[ B ]の構造について、[ C ]検査を受けなければならない。」
①A=自動制御装置 B=通風装置 C=落成
②A=自動制御装置 B=煙道使用
③A=配管 B=煙道 C=性能
④A=配管 B=煙道 C=落成
⑤A=配管 B=通風装置 C=使用
  2   3   4   5

問10 法令上、ボイラー(小型ボイラーを除く。)の変更検査を受けなければならない場合は、次のうちどれか。
①ボイラーの空気予熱器に変更を加えたとき
②ボイラーの給水装置に変更を加えたとき
③ボイラーの据付基礎に変更を加えたとき
④使用を廃止したボイラーを再び設置しようとするとき
⑤構造検査を受けた後、1年以上設置されなかったボイラーを設置しようとするとき
  2   3   4   5

答え 16日目 「ボイラーの自動制御の基礎」

解答 「ボイラーに関する検査、諸届」

解答「ボイラーに関する検査、諸届」


問1⑤性能検査の結果により1年未満又は1年を超え2年以内の期間を定めて
   ボイラー検査証 の有効期間を更新されることがある。


問2② A落成検査   B性能検査


問3⑤原則として変更工事開始の日の30日前まで


問4①所定の手続きをし、使用を休止したボイラーを再び使用しようとする者は
  使用再開検査を受けなければならない。


問5④使用検査→設置届→落成検査


問6 ①A=10 B=ボイラー検査証


問7②ボイラー検査証


問8②休止報告をして、使用を休止していたボイラーを再び使用しようとするとき



問9④A=配管 B=煙道 C=落成



問10③ボイラーの据付基礎に変更を加えたとき

2016年1月14日木曜日

15日目 「燃焼方式と燃焼装置」

二級ボイラ技士教本 「燃焼方式と燃焼装置」 P242~279 この章の毎回3~4問程度出題されています。



問1ボイラーの通風について、誤っているものは次のうちどれか。(25後期)
①炉及び煙道を通して起こる空気及び燃焼ガスの流れを通風という。
②煙突によって生じる自然通風力は、煙突内のガス温度が高いほど大きくなる。
③押込通風は、燃焼用空気をファンを用いて大気圧より高い圧力の炉内に押し込むものである。
④誘引通風では、温度が高く、すす、ダストや腐食性物質を含む燃焼ガスによってファンの腐食、摩耗が起こりやすい。
⑤平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用したもので、炉内圧を大気圧より高く調節する。
  2   3   4   5

問2 ボイラーの重油バーナーについて、誤っているものは次のうちどれか。(25後期)
①圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化する。
②戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べターンダウン比が広い。
③蒸気噴霧式バーナは、蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が広い。
④回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化する。
⑤ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、空気圧により油を微粒化する。
  2   3   4   5

問3  ボイラーにおける液体燃料の供給装置について、誤っているものは次のうちどれか。(24後期)
①燃料油タンクは、地下に設置する場合と地上に設置する場合とがある。
②燃料油タンクは、用途により貯蔵タンクとサービスタンクに分類される。
③サービスタンクの貯油量は、一般に最大燃焼量の24時間分以上とする。
④油ストレーナは、油中の土砂、鉄さび、ごみなどの固形物を除去するものである。
⑤油加熱器は、燃料油を加熱し、燃料油の噴霧に最適な粘度を得る装置である。
  2   3   4   5

問4 次の文中の[  ]内に入れるA、B及びCの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。(24後期)
「ガンタイプオイルバーナは、[ A ]と[ B ]式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調整範囲が[ C ]、オンオフ動作によって自動制御を行っているものが多い。」
①A=ファン B=圧力噴霧 C=狭く
②A=ファン B=圧力噴霧 C=広く
③A=ノズルチップ B=蒸気噴霧 C=狭く
④A=ノズルチップ B=蒸気噴霧 C=広く
⑤A=アトマイザ B=圧力噴霧 C=広く
  2   3   4   5

問5 霧化媒体を必要とするバーナは、次のうちどれか。(16後期)
①蒸発形バーナ
②回転式バーナ
③低圧気流噴霧式油バーナ
④ガンタイプバーナ
⑤圧力噴霧式バーナ
  2   3   4   5

問6 問25石炭の火格子燃焼方式に関する、次の文中の[  ]内に入れる用語として、 正しいものは1~5のうちどれか。(16後期)
「上込め燃焼とは、給炭方向と[  ]の供給方向が逆である燃焼方式である。」
①過剰空気
②一次空気
③二次空気
④三次空気
⑤理論空気
  2   3   4   5

問7 圧力噴霧式バーナのターンダウン比(バーナ負荷調整範囲)を調整する方法として、誤っているものは次のうちどれか。(16後期)
①燃料油の温度を加減する。
②バーナのノズルチップを取り替える。
③戻り油式圧力噴霧バーナを用いる。
④バーナの数を加減する。
⑤プランジャ式圧力噴霧バーナを用いる。
  2   3   4   5

問8 気体燃料の燃焼方式に関し、次のうち誤っているものはどれか。(19後期)
①拡散燃焼方式は、ガスと燃焼用空気を別々にバーナから燃焼室に供給する方式で、 ボイラー用バーナのほとんどがこの方式を利用している。
②予混合燃焼方式は、ガスと燃焼用空気を予め混合して燃焼させる方式で、 安定な火炎を作りやすく、逆火の危険性がない。
③予混合燃焼方式は、気体燃料の特有な燃焼方式で、ボイラー用バーナとしては パイロットバーナに利用されることがある。
④拡散燃焼方式は、火炎の広がり、長さ、温度分布などの火炎特性の調節が容易である。
⑤拡散燃焼方式を利用した基本的バーナとして、空気流の中心にガスノズルがあり、 先端からガスを放射状に噴射するセンタータイプバーナがある。
  2   3   4   5

問9 ボイラの熱損失のうち、一般に最も大きな熱損失は次のうちどれか。(22後期)
①各部からのドレン、漏出等による損失
②ボイラ周壁からの放熱損失 ③燃えがら中の未燃分による損失 ④排ガス熱による損失 ⑤不完全燃焼ガスによる損失
  2   3   4   5

問10 ボイラーにおける気体燃料の燃焼方式について、誤っているものは次のうちどれか。
①拡散燃焼方式は、安定な火炎を作りやすいが、逆火の危険性が大きい。
②拡散燃焼方式は、火炎の広がり、長さなどの火炎の調節が容易である。
③拡散燃焼方式は、ほとんどのボイラー用ガスバーナに採用されている。
④予混合燃焼方式は、ボイラー用パイロットバーナに採用されることがある。
⑤予混合燃焼方式は、気体燃料に特有な燃焼方式である。

  2   3   4   5

答え 15日目 「燃焼方式と燃焼装置」

解答 「燃焼方式と燃焼装置」

解答 「燃焼方式と燃焼装置」



問1⑤平衡通風は、押込ファンと誘引ファンを併用したもので、炉内圧を大気圧より低く調節する。


問2⑤ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、空気との摩擦及
   び油の表面張力により油を微粒化する。


問3③サービスタンクの貯油量は、一般に最大燃焼量の2時間分以上とする。


問4①A=ファン B=圧力噴霧 C=狭く


問5③低圧気流噴霧式油バーナ


問6②一次空気


問7①燃料油の温度を加減する。


問8②予混合燃焼方式は、ガスと燃焼用空気を予め混合して燃焼させる方式で、
   安定な火炎を作りやすく、逆火の危険性がある。


問9④排ガス熱による損失


問10①拡散燃焼方式は、安定な火炎を作りやすいが、逆火の危険性が少ない。

2016年1月13日水曜日

14日目 「燃料、燃焼理論」

二級ボイラ技士教本 「燃料、燃焼理論」 P87~125 この章の毎回1~2問程度されています。



問1ボイラーにおいて燃料を燃焼させる際に発生する硫黄酸化物(SOx)又は 窒素酸化物(NOx)について、誤っているものは次のうちどれか。(23後期)
①ボイラーの煙突から排出されるSOxは、SO3が主で、SO2は少量である。
②SOxは、人の呼吸器系統などの障害を起こすほか、酸性雨の原因になる。
③燃焼室で発生するNOxは、NOが主で、煙突から排出されて大気中に拡散する間に、酸化されてNO2になるものがある。
④燃焼により生じるNOxには、サーマルNOxとフューエルNOxの2種類がある。
⑤フューエルNOxは、燃料中の窒素化合物から酸化して生じる。
  2   3   4   5

問2 ボイラーの燃料の燃焼により発生する大気汚染物質について、誤っているものは次のうちどれか。(26後)
①SOxは、NOxとともに酸性雨の原因になる。
②排ガス中のNOxは、大部分がNOである。
③燃焼により発生するNOxには、サーマルNOxとフューエルNOxがある。
④サーマルNOxは、燃料中の窒素化合物から酸化によって生じる。
⑤すすは、燃料の燃焼により分解した炭素が遊離炭素として残存したものである。
  2   3   4   5

問3 次の文中の[  ]内に入れるA、B及びCの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。(24後期)
「日本工業規格による燃料の工業分析は、[ A ]を気乾試料として水分、灰分及び[ B ]を測定し、残りを[ C ]として質量(%)で表す。」
①A=固体燃料 B=揮発分 C=固定炭素
②A=固体燃料 B=炭素分 C=硫黄分
③A=液体燃料 B=揮発分 C=硫黄分
④A=気体燃料 B=窒素分 C=発熱量
⑤A=気体燃料 B=炭化水素 C=発熱量
  2   3   4   5

問4重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。(26後)
①残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
②水分が多いと、いきづき燃焼を起こす。
③スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
④灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し伝熱を阻害する。
⑤硫黄分は、ボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。
  2   3   4   5

問5 ボイラーにおける燃料の燃焼について、誤っているものは次のうちどれか。(25後期)
①燃焼には、燃料、空気、温度の三つの要素が必要である。
②理論空気量の単位は、液体及び固体燃料では[㎥N/kg]で表し、気体燃料では[㎥N/㎥N]で表す。
③理論空気量をA0、実際空気量をA、空気比をmとすると、A=mA0という関係が成り立つ。
④実際空気量は、一般の燃焼では理論空気量より大きい。
⑤着火性がよく、燃焼速度が遅いと、一定量の燃料を完全燃焼させるのに狭い燃焼室で足りる
  2   3   4   5

問6重油に関し、次のうち誤っているものはどれか。(18後期)
①A重油はB重油に比べて流動点が低い。
②A重油はB重油に比べて密度は小さいが、単位質量当たりの発熱量が大きい。
③密度の大きい重油は、密度の小さい重油より一般に引火点が低い。
④重油の密度は、温度が上昇すると減少する。
⑤重油の粘度は、温度が高くなると低くなる。
  2   3   4   5

問7 発熱量に関し、次のうち誤っているものはどれか。(18後期)
①発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいう。
②発熱量の単位は、液体又は固体燃料で〔MJ/kg〕、気体燃料で〔MJ/㎥N 〕をもって表す。
③発熱量には、同一燃料につき、高発熱量と低発熱量の2通りの表し方がある。
④高発熱量と低発熱量との差は、燃料に含まれる水素及び水分によって決まる。
⑤低発熱量は、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量である。
  2   3   4   5

問8 石炭に関し、次のうち誤っているものはどれか。(19前)
①石炭の主成分をなすものは、固定炭素である。
②石炭の揮発分は、炭化度の進んだものほど少ない。
③炭化度が進んだものほど、単位質量当りの発熱量が小さい。
④褐炭から無煙炭になるにつれて成分中の水素、酸素はともに減少し、炭素成分は増加する。
⑤褐炭から無煙炭になるにつれて燃料比は増加する。
  2   3   4   5

問9 石炭燃焼と比較した重油燃焼の特徴として、誤っているものはどれか。(19前)
①燃焼温度が高いため、ボイラーの局部過熱及び炉壁の損傷を起こしやすい。
②完全燃焼させるのに、より多量の過剰空気を必要とする。
③すす、ダストの発生が少なく、灰処理の必要がない。
④ボイラーの負荷変動に対して、応答性が優れている。
⑤急着火、急停止の操作が容易である。
  2   3   4   5

問10 問27 気体燃料の燃焼の特徴に関し、次のうち誤っているものはどれか。(19前)
①燃焼させるうえで、液体燃料のような微粒化や蒸発のプロセスが不要である。
②空気との混合状態を比較的自由に設定でき、火炎の広がり、火炎の長さなどの調節が容易である。
③安定な燃焼が得られ、点火、消火が容易で自動化しやすい。
④重油のような燃料の加熱や霧化媒体が不要である。
⑤ガス火炎は、油火炎に比べて放射率が高く、ボイラーにおいては放射伝熱量が増し、対流伝熱量が減少する。

  2   3   4   5

答え 14日目 「燃料、燃焼理論」

解答「燃料、燃焼理論」

解答「燃料、燃焼理論」


問1①ボイラーの煙突から排出されるSOxは、SOが主で、SOは少量である。


問2④サーマルNOxは、空気中の窒素が酸素と反応することによって生じる。


問3①A=固体燃料 B=揮発分 C=固定炭素


問4⑤硫黄分は、ボイラーの伝熱面に低温腐食を起こす。


問5⑤着火性がよく、燃焼速度が遅いと、一定量の燃料を完全燃焼させるのに狭い燃焼室で
   足りる。


問6③密度の大きい重油は、密度の小さい重油より一般に引火点が高い。


問7⑤低発熱量は、水蒸気の潜熱を含まない発熱量である。


問8③炭化度が進んだものほど、単位質量当りの発熱量が大きい。


問9②完全燃焼させるのに、より多量の過剰空気を必要としない。


問10⑤ガス火炎は、油火炎に比べて放射率が低く、ボイラーにおいては放射伝熱量が減り
        対流伝熱量が減少する。

2016年1月8日金曜日

確認テスト「ボイラーの取扱い」 

確認テスト「ボイラーの取扱い」 
この章の毎回2~3問程度されています。



問1 ボイラーをたき始めるときの、各種の弁、コックとその開閉の組み合わせとして、誤っているものは次のうちどれか。
①主蒸気弁-----閉
②水面計とボイラー間の連絡管の弁、コック-----開
③胴の空気抜き弁-----閉
④吹出し弁、吹出しコック-----閉
⑤圧力計のコック-----開
  2   3   4   5

問2 ボイラーの水面測定装置の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。
①運転開始時の水面計の機能試験は、点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたときに行う。
②水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸と同一方向にする。
③水柱管の連絡管の途中にある止め弁は、全開して止め弁のハンドルを取り外しておく。
④水柱管の水側連絡管は、水柱管に向かって下がりこう配となる配管を避ける。
⑤水柱管のブローは、水側連絡管のスラッジを排出するため、毎日1回行う。
  2   3   4   5

問3 ボイラーに給水するディフューザポンプの取扱について、誤っているものは次のうちどれか。
①運転前に、ポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く。
②メカニカルシール式の軸については、水漏れがないことを確認する。
③起動は、吸込み弁及び吐出し弁を全開にした状態で行う。
④運転中は、ポンプの吐出し圧力、流量及び負荷電流が適正であることを確認する。
⑤運転を停止するときは、吐出し弁を徐々に閉め、全閉にしてからポンプ駆動用電動機の運転を止める。
  2   3   4   5

問4ボイラーの酸洗浄について、誤っているものは次のうちどれか。
①酸洗浄は、薬液に酸を用いて洗浄し、ボイラー内のスケールを溶解除去するものである。
②酸洗浄は、薬液によるボイラーの腐食を防止するため抑制剤(インヒビタ)を添加して行う。
③薬液で洗浄した後は、水洗してから中和防せい処理を行う。
④シリカ分の多い硬質スケールを酸洗浄するときは、所要の薬液で前処理を行いスケールを膨潤させる。
⑤塩酸を用いる酸洗浄作業中は硫化水素が発生するので、ボイラー周辺を火気厳禁とする。
  2   3   4   5

問5 ボイラー水の間欠吹出しについて、誤っているものは次のうちどれか。
①鋳鉄製蒸気ボイラーのボイラー水の一部を入れ替える場合は、燃焼をしばらく停止しているときに吹出しを行う。
②給湯用又は閉回路で使用する温水ボイラーの吹出しは、酸化鉄、スラッジなどの沈殿を考慮し、ボイラー休止中に適宜行う。
③水冷壁の吹出しは、スラッジなどの沈殿を考慮し、運転中に適宜行う。
④吹出しを行っている間は、他の作業を行ってはならない。
⑤吹出し弁が直列に2個設けられている場合は、急開弁を先に開き、次に漸開弁を開いて吹出しを行う。
  2   3   4   5

問6 ボイラーの内面腐食について、誤っているものは次のうちどれか。
①給水中に含まれる溶存気体の酸素や二酸化炭素は、鋼材の腐食の原因となる。
②腐食は、一般に電気化学的作用により生じる。
③アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウムと鋼材が反応して生じる。
④全面腐食には、ピッチングとグルービングがある。
⑤ボイラー水の酸素消費量を調整することによって、腐食を抑制する。
  2   3   4   5

問7 ボイラーの燃焼安全装置の燃料油用遮断弁(電磁弁)の遮断機構の故障の原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
①燃料中の異物が弁へかみ込んでいる。
②電磁コイルが焼損している。
③電磁コイルの絶縁が低下している。
④ばねが折損したり張力低下している。
⑤バイメタルが損傷している。
  2   3   4   5

問8 油だきボイラーの点火時に逆火が発生する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
①炉内の通風力が不足している。
②点火の際に着火遅れが生じる。
③点火用バーナ燃料の圧力が低下している。
④燃料より先に空気を供給する。
⑤複数のバーナを有するボイラーで、燃焼中のバーナの火炎を利用して、次のバーナに点火する。
  2   3   4   5

問9 ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。
①軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
②軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどがある。
③スラッジ調整剤は、ボイラー内で軟化して生じた泥状沈殿物の結晶の成長を防止するための薬剤である。
④脱酸素剤には、タンニン、アンモニア、硫酸ナトリウムなどがある。
⑤酸消費量付与剤としては、低圧ボイラーでは水酸化ナトリウムや炭酸ナトリウムが用いられる。
  2   3   4   5

問10 ボイラーにキャリオーバが発生する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
①蒸気負荷が過大である。
②主蒸気弁を急に開く。
③低水位である。
④ボイラー水が過度に濃縮されている。
⑤ボイラー水に油脂分が多く含まれている。
  2   3   4   5

答え 確認テスト「ボイラーの取扱い」 

解答 確認テスト 「ボイラーの取扱い」 


問1③胴の空気抜き弁-----開


問2②水面計のコックを開くときは、ハンドルを管軸と直角方向にする。


問3③起動は、吸込み弁を全開及び吐出し弁を全閉にした状態で行う。


問4⑤塩酸を用いる酸洗浄作業中は水素ガスが発生するので、ボイラー周辺を火気厳禁とする。


問5③水冷壁の吹出しは、スラッジなどの沈殿を考慮し、運転中に行ってはならない。


問6④局部腐食には、ピッチングとグルービングがある。


問7⑤バイメタルは使用されていない。


問8④燃料より先に空気を供給することは理由にならない。


問9④脱酸素剤には、タンニン、ヒドラジン、亜硫酸ナトリウムなどがある。


問10③低水位では起こらない。

2016年1月7日木曜日

13日目 「ボイラーの保全、水管理」

二級ボイラ技士教本 「ボイラーの保全、水管理」 P185~225 この章の毎回2~3問程度されています。



問1 ボイラー水中の不純物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(H16前期)
①水中に含まれる硬度成分はボイラー水が蒸発して濃縮されるとスケールとなって付着する。
②カルシウムやマグネシウム塩類を多く含んでいる水ほどボイラー給水として適している。
③水中に溶存する酸素、二酸化炭素などはボイラーの腐食の原因となる。
④懸濁物は、キャリオーバの原因となる。
⑤硫酸塩類は、沸騰によって分解せず、濃縮して硬質のスケールとなる。
  2   3   4   5

問2 ボイラー清缶剤を使用する目的として、誤っているものは次のうちどれか。(H16前期)
①硬度成分を軟化させる。
②pH及び酸消費量を調整する。
③発生した蒸気の悪臭を除く。
④ボイラー内で生じた沈殿物の結晶の成長を防止する。
⑤ボイラー水中の酸素を除去する。
  2   3   4   5

問3 ボイラーの内面腐食について、誤っているものは次のうちどれか。(H24前期)
①給水中に含まれている溶存気体の酸素、二酸化炭素は、鋼材の腐食の原因となる。
②腐食は、一般に電気化学的作用などにより生じる。
③アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウムと鋼材が反応して生じる。
④ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制する。
⑤ボイラー水のpHを中性に調整することによって、腐食を抑制する。
  2   3   4   5

問4ボイラーの休止中の保存法について、誤っているものは次のうちどれか。(H21後期)
①ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して防せい油又は防せい剤などを塗布する。
②満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用することができない。
③満水保存法では、保存水(ボイラー水)の管理を行うため、月に1~2回、pH、鉄分及び薬剤の濃度を測定する。
④乾燥保存法は、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥する。
⑤乾燥保存法では、吸湿剤としてタンニン又は硫酸アルミニウムが用いられる。
  2   3   4   5

問5 清掃、修繕等のためボイラー内部に入る場合の注意事項として、誤っているものはどれか。(H20後期)
①マンホールのふたを外すときは、内部に圧力が残っていないことを確認する。
②ふたを開いてから、胴の内部に十分空気が流通するように穴や管台部分を開放し、又は仮設ファンを使用して換気する。
③他のボイラーと連結している配管に設けられた主蒸気弁、給排水弁などは、フランジ継手部で遮断板により遮断する。
④ボイラー内に作業者が入る場合は、必ず外部に監視者を配置する。
⑤照明に使用する電灯は安全ガード付きのものを使用し、移動用電線は絶縁被覆に損傷が無いビニルコードを使用する。
  2   3   4   5

問6 ボイラーの酸洗浄に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19後期)
①酸洗浄は、ボイラー内に付着したスケールを溶解除去するものである。
②酸洗浄の使用薬品には、通常、炭酸ナトリウムが多く用いられる。
③酸洗浄には、酸によるボイラーの腐食を防止するため抑制剤(インヒビタ)が添加されるほか、必要に応じて銅溶解剤、銅封鎖剤などの添加剤が併用される。
④シリカ分の多い硬質スケールのときは、所要の薬液でスケールを膨潤させて、前処理を行う。
⑤酸洗浄作業中は、水素が発生するのでボイラー周辺では火気を厳禁とする。
  2   3   4   5

問7 ボイラー補給水の単純軟化装置に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19後期)
①給水中のカルシウム及びマグネシウムを除去する最も簡単な装置で、低圧ボイラーに広く普及している。
②給水を強酸性陽イオン交換樹脂を充てんしたNa塔に通過させて、水の硬度成分を樹脂に吸着させ、樹脂のナトリウムと置換させる方法である。
③給水中のシリカは、除去することができない。
④処理水の残留硬度は、貫流点を超えると著しく増加してくる。
⑤イオン交換樹脂が交換能力を減じた場合、一般には塩酸で負荷目的に合うイオンを吸着させ再生させる。
  2   3   4   5

問8 ボイラーの水管理について、誤っているものは次のうちどれか。(H24前期)
①水溶液が酸性か又はアルカリ性かは、水中の水素イオンと水酸化物イオンの量により定まる。
②常温(25℃)でpHが7未満は酸性、7を超えるものはアルカリ性である。
③酸消費量は、水中に含まれる酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などの酸性分の量を示すものである。
④酸消費量は、酸消費量(pH4.8)と酸消費量(pH8.3)に区分される。
⑤全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算して試料1L中のmg数で表す。
  2   3   4   5

問9 ボイラーの清缶剤について、誤っているものは次のうちどれか。(H24後期)
①軟化剤は、ボイラー水中の硬度成分を不溶性の化合物(スラッジ)に変えるための薬剤である。
②軟化剤には、炭酸ナトリウム、りん酸ナトリウムなどが用いられる。
③脱酸素剤は、ボイラー給水中の酸素を除去するための薬剤である。
④脱酸素剤には、タンニン、アンモニア、硫酸ナトリウムなどが用いられる。
⑤酸消費量付与剤には、低圧ボイラーでは水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどが用いられる。
  2   3   4   5

問10 ボイラの補給水処理に関する単純軟化装置について、正しいものは次のうちどれか。(H22前期)
①中和剤により、給水中の高いアルカリ分を除去する装置である。
②逆浸透膜により、純水を作るための装置である。
③真空脱気により、給水中の酸素を取り除く装置である。
④強酸性陽イオン交換樹脂により、給水中のカルシウム及びマグネシウムを樹脂のナトリウムと置換させる装置である。
⑤高分子気体透過膜により、給水中の塩素イオンを取り除く装置である。
  2   3   4   5

答え 13日目 「ボイラーの保全、水管理」

解答 「ボイラーの保全、水管理」

13日目 「ボイラーの保全、水管理」解答


問1②カルシウムやマグネシウム塩類を多く含まない水ほどボイラー給水として適して
   いる。


問2③発生した蒸気の悪臭を除くことは目的ではない。


問3⑤ボイラー水のpHをアルカリ性に調整することによって、腐食を抑制する。


問4⑤乾燥保存法では、吸湿剤として活性アルミナやシリカゲルが用いられる。


問5⑤照明に使用する電灯は安全ガード付きのものを使用し、移動用電線は絶縁被覆に損傷が無いキャブタイヤコードを使用する。


問6②酸洗浄の使用薬品には、通常、塩酸が用いられる。


問7⑤イオン交換樹脂が交換能力を減じた場合、一般には食塩水で負荷目的に合うイオン
  を吸着させ再生させる。

問8③酸消費量は、水中に含まれる酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩などのアルカリ分を
  中和するのに要する酸の量のことである。
  

問9④脱酸素剤には、タンニン、ヒドラジン、亜硫酸ナトリウムなどが用いられる。



問10④

2016年1月6日水曜日

12日目 「附属品及び付属装置の取扱い」

二級ボイラ技士教本 「附属品及び付属装置の取扱い」 P164~184 この章の毎回1~2問程度されています。



問1ばね安全弁の調整に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H21前期)
①ボイラーの圧力をゆっくり上昇させ、安全弁の吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認し調整する。
②安全弁が設定圧力になっても作動しない場合、直ちにボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げ、調整ボルトを緩めて調整する。
③エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より低い圧力に調整する。
④安全弁が2個以上設けられている場合、1個の安全弁を最高使用圧力以下で作動するように調整したときは、他の安全弁を最高使用圧力の3%増し以下で作動するように調整することができる。
⑤最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
  2   3   4   5

問2 ボイラのばね安全弁から蒸気漏れがある場合の措置として誤っているものは次のうちどれか
①弁体と弁座のすり合わせをする
②試験用レバーがある場合はレバーを動かして弁の当たりを変えてみる
③ばねの調整ボルトを締めつけてみる
④弁体と弁座の間にごみなどが付着していないか調べる
⑤弁体と弁座との中心が合っているか調べる
  2   3   4   5

問3 ボイラー及び附属設備の安全弁の調整・試験に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H21後期)
①ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて、安全弁の吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
②安全弁の吹出し圧力が設定圧力よりも低い場合は、いったんボイラーの圧力を設定圧力の80%程度まで下げて、調整ボルトを締めて吹出し圧力を上昇させる。
③エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。
④過熱器用の安全弁は、ボイラー本体の安全弁より後に吹き出すよう調整する。
⑤安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行う。
  2   3   4   5

問4 ボイラ水の間欠吹出しについて誤っているものは次のうちどれか(H23前期)
①吹出し装置はスケールスラッジにより詰まることがあるので装置の機能を維持するため適宜吹出しを行う
②吹出し弁を操作する者が水面計の水位を直接見ることができない場合には水面計の監視者と共同で合図しながら吹出しを行う
③締切装置が直列に2個設けられている場合はボイラ本体に近い急開弁を先に開き次に漸開弁を徐々に開いて吹出しを行う
④給湯用温水ボイラは酸化鉄スラッジなどの沈殿を考慮してボイラ休止中に適宜吹出しを行う
⑤鋳鉄製蒸気ボイラは燃焼が軽く負荷が低いときに吹出しを行う
  2   3   4   5

問5ボイラに給水するディフューザポンプの取扱いについて誤っているものは次のうちどれか(H23前期)
①ポンプの吐出し側の圧力計により給水圧力を確認する
②メカニカルシール式の軸については水漏れがないことを確認する
③運転に先立ってポンプ内及びポンプ前後の配管内の空気を十分に抜く
④運転を開始するときは吸込み弁及び吐出し弁を全開した後ポンプ駆動用電動機を起動する
⑤運転を停止するときは吐出し弁を徐々に閉め全閉してから電動機の運転を止める
  2   3   4   5

問6 ボイラーのスートブローを行うときの留意事項として、誤っているものは次のうちどれか。(H17後期)
①スートブローは、燃焼量の低い状態で行う。
②スートブローは、消火した直後の高温炉内では行わない。
③スートブローは、最大負荷よりやや低いところで行う。
④スートブローの前には、必ずドレンを十分に抜いておく。
⑤スートブローは、一箇所に長く吹きつけないようにする。
  2   3   4   5

問7 ボイラ水の間欠吹出しに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(H17前期)
①鋳鉄製ボイラは、運転中に吹出しを行ってはならない。
②給湯用又は閉回路で使用する温水ボイラは、酸化鉄、スラッジなどの沈殿を考慮し、ボイラ休止中に適宜吹出しを行う。
③水冷壁の吹出しは、燃焼を軽くして行う。
④スケール及びスラッジが多量に生成するおそれがある場合は使用中もときどき吹出しを行う。
⑤吹出しはボイラを運転する前又は運転を停止したときあるいは燃焼が軽く負荷が低いときに行う。
  2   3   4   5

問8 電極式水位検出器の点検に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(16後期)
①1日に1回以上、実際にボイラー水の水位を上下させることにより、その作動状況の異常の有無を点検する。
②1週間に1回以上、検出筒(水柱管)内のブローを行い、蒸気の凝縮による水の電気伝導率の上昇を防止する。
③6か月に1回程度検出筒を分解し、電極棒を目の細かいサンドペーパで磨き、付着物を落として電流を通しやすくする。
④蒸気のシールと電気絶縁性を兼ねてテフロンが使用されている場合には、テフロンの耐熱温度は240℃程度までであるから注意する。
⑤1年に1回以上、導通試験及び絶縁抵抗の測定を行う。
  2   3   4   5

問9 ガラス水面計の機能試験を行う時期として、誤っているものは次のうちどれか。(16後期)
①ボイラーをたき始める前
②ボイラーをたき始め、蒸気が出始めたとき
③フォーミングを生じたとき
④ガラス管を取替えたとき
⑤ボイラー運転中、水位が絶えず上下方向にかすかに動いているとき
  2   3   4   5

問10 安全弁の蒸気漏れの原因として、誤っているものは次のうちどれか。(16前)
①弁体と弁座の中心が合っていない。
②弁と弁座との間に、ごみなどの異物が付着している。
③ボイラーにスケールが多く付着している。
④弁と弁座のすり合わせが悪い。
⑤ばねが腐食して、弁を押し下げる力が小さくなっている。
  2   3   4   5

答え 12日目 「附属品及び付属装置の取扱い」

解答 「附属品及び付属装置の取扱い」


解答 「附属品及び付属装置の取扱い」


問1③エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。


問2③ばねの調整ボルトを締めつけてはならない。


問3④過熱器用の安全弁は、ボイラー本体の安全弁より先に吹き出すよう調整する。


問4⑤鋳鉄製蒸気ボイラは運転中に吹出しは行ってはならない。


問5④運転を開始するときは吸込み弁を全開して駆動用電動機を起動する。この時、吐出し弁
    は閉じておくこと。


問6③スートブローは、負荷の重くないときに行う。


問7③水冷壁の吹出しは、運転中絶対行ってはならない


問8②1日に1回以上、検出筒(水柱管)内のブローを行い、蒸気の凝縮による水の電気伝導率の
    低下を防止する。

問9⑤ボイラー運転中、水位が絶えず上下方向にかすかに動いているときは必要ない。


問10③ボイラーにスケールが多く付着していることは関係ない。

11日目 「ボイラーの運転操作」

二級ボイラ技士教本 「ボイラーの運転操作」 P130~163 この章の毎回1~2問程度されています。



問1ボイラーの蒸気圧力上昇時の取扱いについて、誤っているものは次のうちどれか。(H26後期)
①点火後は、ボイラー本体に大きな温度差を生じさせないように、かつ、局部的な過熱を生じさせないように時間をかけ、徐々にたき上げる。
②ボイラーをたき始めると、ボイラー本体の膨張により水位が下降するので、給水を行い常用水位にする。
③蒸気が発生し始め、白色の蒸気の放出を確認してから、空気抜き弁を閉じる。
④圧力計の指針の動きを注視し、圧力の上昇度合いに応じて燃焼を加減する。
⑤圧力計の指針の動きが円滑でなく機能に疑いがあるときは、圧力が加わっているときでも、圧力計の下部コックを閉め、予備の圧力計と取り替える。
  2   3   4   5

問2 ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。(H26後期)
①給水内管の穴が閉そくしている。
②不純物により水面計が閉そくしている。
③吹出し装置の閉止が不完全である。
④蒸気を大量に消費した。
⑤給水温度が低下した。

  2   3   4   5

問3 ボイラーの安全低水面のおおよその位置として、不適切なものは次のうちどれか。(H19前期)
①多管式立てボイラーでは、火室天井面から煙管長さの1/3上部
②炉筒煙管ボイラーでは、炉筒が煙管より高い場合は炉筒上面より75mm上部
③外だき横煙管ボイラーでは、煙管最上位より75mm上部
④横管式立てボイラーでは、火室最高部より75mm上部
⑤水管ボイラーでは、その構造に応じて定まる。
  2   3   4   5

問4 ボイラーをたき始めるときの各種の弁、コックの開閉について、誤っているものはどれか。(H20後期)
①主蒸気止め弁……………………… 閉
②水面計とボイラー間の連絡管の弁、コック……………… 開
③胴の空気抜き弁…………………… 閉
④吹出し弁、吹出しコック………… 閉
⑤圧力計のコック…………………… 開
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問5 油だきボイラーが運転中に突然消火した原因として誤っているものはどれか。(H21後期)
①燃焼用空気量が多すぎた。
②油ろ過器が詰まっていた。
③燃料油弁を絞りすぎた。
④炉内温度が高すぎた。
⑤燃料油の温度が低すぎた。
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問6 油だきボイラの手動操作による点火方法について誤っているものは次のうちどれか(H23前期)
①ファンを運転しダンパをプレパージの位置に設定して換気した後ダンパを点火位置に設定し炉内通風圧を調節する
②ハイ・ロー・オフ動作による制御では高燃焼域と低燃焼域がありバーナは低燃焼域で点火する
③バーナの燃料弁を開いた後点火用火種に点火しその火種をバーナの先端のやや前方上部に置きバーナに点火する
④燃料の種類及び燃焼室熱負荷の大小に応じて燃料弁を開いてから2~5秒間の点火制限時間内に着火させる
⑤バーナが上下に2基配置されている場合は下方のバーナから点火する
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問7 ボイラーの圧力上昇時の取扱いについて、正しいものは次のうちどれか。(H23後期)
①冷たい水からたき始める場合には蒸気圧力が上がり始めるまでできるだけ速やかに最大燃焼量に達するようにする。
②圧力上昇中の圧力計の背面を点検のため指先で軽くたたくことは、圧力計を損傷するので行ってはならない。
③水面計に現れている水位が、かすかに上下に動いているのは、水面計が故障しているからである。
④圧力が上がり始めてから空気抜き弁を開き、空気を放出させなければならない。
⑤整備した直後の使用始めのボイラーの場合には、マンホール、掃除穴などのふたの取付け部は漏れの有無にかかわらず昇圧中及び昇圧後、増し締めする。
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問8 ボイラーにキャリオーバが発生する原因として、誤っているものは次のうちどれか。(H24前期)
①蒸気負荷が過大であること。
②主蒸気弁を急に開くこと。
③ボイラー水位が低水位であること。
④ボイラー水中の溶解性蒸発残留物が過度に濃縮されていること。
⑤ボイラー水中に油脂分が含まれていること。
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問9 ボイラーの運転を停止し、ボイラー水を全部排出する場合の措置として、誤っているものは次のうちどれか。(H25前期)
①運転停止の際は、ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出しを徐々に減少する。
②運転停止の際は、押込ファンを止めた後、燃料の供給を停止し、石炭だきの場合は炉内の石炭を完全に燃え切らせる。
③運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、給水弁、蒸気弁を閉じる。
④運転停止後は、ボイラーの蒸気圧力がないことを確かめた後、ボイラー内部が真空にならないように、空気抜き弁、その他蒸気室部の弁を開く。
⑤ボイラー水の排出は、運転停止後、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開いて行う。
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問10 ボイラーの運転を終了するときの一般的な操作順序として、適切なものは1~5のうちどれか。(H26後期)
ただし、A からEはそれぞれ次の操作を表す。
A 給水を行い、圧力を下げた後、給水弁を閉じ、給水ポンプを止める。
B 蒸気弁を閉じ、ドレン弁を開く。
C 空気を送入し、炉内及び煙道の換気を行う。
D 燃料の供給を停止する。
E ダンパを閉じる。
①A→B→C→D→E
②B→C→A→E→D
③C→D→E→A→B
④D→A→B→C→E
⑤D→C→A→B→E
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答え 11日目 「ボイラーの運転操作」

解答 「ボイラーの運転操作」

解答 「ボイラーの運転操作」


問1②ボイラーをたき始めると、ボイラー本体の膨張により水位が上昇する


問2⑤給水温度が高くなると水位が下がる。


問3②炉筒煙管ボイラーでは、炉筒が煙管より高い場合は炉筒上面より100mm上部


問4③胴の空気抜き弁……………………


問5④炉内温度が高くて消えることはない


問6③点火用火種に点火した後にバーナの燃料弁を開く


問7⑤整備した直後の使用始めのボイラーの場合には、マンホール、掃除穴などのふたの取付け
    部は漏れの有無にかかわらず昇圧中及び昇圧後、増し締めする。


問8③ボイラー水位が低水位であることは原因とならない。


問9②石炭だきの場合は炉内の石炭を完全に燃え切らせた後に押込みファンを停止する。


問10⑤D→C→A→B→E

2016年1月4日月曜日

確認テスト「ボイラの構造」 (1~10日目までの範囲)

ボイラーの構造 模擬テスト(1~10) 60点以上が合格です。頑張ってください。



問1 ボイラーの容量及び効率について、次のうち誤っているものは次のどれか。
①蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で、1時間に消費する燃料量で示される。
②蒸気の発生に要する熱量は、蒸気圧力、蒸気温度及び給水温度によって異なる。
③換算蒸発量は、実際に給水から所要蒸気を発生させるのに要した熱量を、2257kJ/kgで除したものである。
④ボイラー効率とは、全供給熱量に対する発生蒸気の吸収熱量の割合をいう。
⑤ボイラー効率の算定にあたっては、燃料の発熱量は、一般に低発熱量を用いる。
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問2 ボイラーの水循環について、誤っているものは次のうちどれか。
①温度の上昇した水及び気泡を含んだ水は上昇し、その後に温度の低い水が下降して、ボイラー内に自然に水の循環流ができる。
②丸ボイラーは、伝熱面の多くが水中に設けられ、水の対流が困難なので、特別な水循環の系路を構成する必要がある。
③水管ボイラーは、水循環を良くするために、水と気泡の混合体が上昇する管と、水が下降する管を区別して設けているものが多い。
④自然循環式水管ボイラーは、高圧になるほど蒸気と水との密度差が小さくなり、水の循環力が弱くなる。
⑤水循環が良いと熱が水に十分に伝わり、伝熱面温度は水温に近い温度に保たれる。
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問3 次の文中の[  ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
「ボイラー胴の蒸気室の頂部に[ A ]を直接開口させると、水滴が混じった蒸気が取り出されやすいため、低圧ボイラーには、大形のパイプの上面の多数の穴から蒸気を取り入れ、水滴は下部の穴から流すようにした[ B ]が用いられる。」

①A=給水内管 B=沸水防止管
②A=給水内管 B=蒸気トラップ
③A=給水内管 B=気水分離管
④A=主蒸気管 B=沸水防止管
⑤A=主蒸気管 B=蒸気トラップ 
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問4 ボイラーの鏡板について、誤っているものは次のうちどれか。
①鏡板は、胴及びドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管板という。
②鏡板は、その形状によって、平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板、全半球形鏡板の4種類に分けられる。
③平鏡板には、内部の圧力によって曲げ応力が生じるので、大径のものや圧力の高いものはステーによって補強する。
④皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っている。
⑤半だ円体形鏡板は、同材料、同径、同厚の場合、全半球形鏡板に比べて強度が強い。
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問5 次の文中の[  ]内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1~5のうちどれか。
「温度が一定でない物体の内部で温度の高い部分から低い部分へ順次熱が伝わる現象を[ A ]といい、固体壁を通して高温流体から低温流体へ熱が移動する現象を[ B ]という。」

①A=熱貫流 B=熱伝達
②A=熱貫流 B=熱伝導
③A=熱伝達 B=熱伝導
④A=熱伝導 B=熱貫流
⑤A=熱伝導 B=熱伝達
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問6 鋳鉄製ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
①蒸気ボイラーの場合、その使用圧力は0.1MPa以下に限られる。
②暖房用蒸気ボイラーでは、給水管は、ボイラー本体の安全低水面の位置に直接取り付ける。
③ポンプ循環方式の蒸気ボイラーの場合、返り管の取付位置は、安全低水面以下150mm以内の高さにする。
④ウエットボトム形は、伝熱面積を増加させるため、ボイラー底部にも水を循環させる構造となっている。
⑤鋼製ボイラーに比べ、熱による不同膨張によって割れが生じやすい。
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問7 ボイラーに使用する計測器について、誤っているものは次のうちどれか。
①ブルドン管圧力計は、断面が扁平な管を円弧状に曲げたブルドン管に圧力が作用すると、その圧力に応じて円弧が広がることを利用している。
②差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
③容積式流量計は、だ円形のケーシングの中でだ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数に比例することを利用している。
④ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面より上方になるように取り付ける。
⑤U字管式通風計は、計測する場所の空気又はガスの圧力と大気の圧力との差圧を水柱で示す。
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問8 ボイラーのばね安全弁及び安全弁の排気管について、誤っているものは次のうちどれか。
①安全弁の吹出し圧力は、調整ボルトにより、ばねが弁体を弁座に押し付ける力を変えることによって調整する。
②安全弁には、揚程式と全量式がある。
③全量式安全弁は、のど部面積で吹出し面積が決められる。
④安全弁箱又は排気管の底部には、弁を取り付けたドレン抜きを設ける。
⑤安全弁の取付管台の内径は、安全弁入口径と同径以上とする。
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問9 油だきボイラーの自動制御機器とその構成部分との組み合わせとして、誤っているものは次のうちどれか。
①機器=主安全制御器 構成部分=ナイフスイッチ
②機器=火炎検出器 構成部分=光電管
③機器=温水温度調節器 構成部分=感温体
④機器=蒸気圧力調節器 構成部分=ベローズ
⑤機器=水位検出器 構成部分=電極棒
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問10 水管ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
①水管ボイラーでは、ボイラー水の流動方式によって自然循環式、強制循環式及び貫流式に分類される。
②強制循環式水管ボイラーでは、ボイラー水の循環系路中に設けたポンプによって、強制的にボイラー水の循環を行わせる。
③二胴形水管ボイラーは、炉壁内面に水管を配した水冷壁と上下ドラムを連絡する水管群を組み合せた形式のものが一般的である。
④高圧大容量の水管ボイラーには、全吸収熱量のうち、蒸発部の接触伝熱面で吸収される熱量の割合が大きい放射型ボイラーが用いられる。
⑤貫流ボイラーは、管系だけから構成され、蒸気ドラム及び水ドラムを要しないので、高圧ボイラーに適している。
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答え 10日目 「ボイラーの自動制御の基礎」

解答 「ボイラの構造」 模擬テスト

解答 「ボイラの構造」 模擬テスト

問1①蒸気ボイラーの容量(能力)は最大連続負荷の状態で、1時間に発生できる 蒸発量(Kg/hまたはt/h)で示される。


問2②丸ボイラは水の循環が良好である。


問3④A=主蒸気管 B=沸水防止管


問4⑤半だ円体形鏡板は、同材料、同径、同厚の場合、全半球形鏡板に比べて強度が弱い


問5④A=熱伝導 B=熱貫流


問6②暖房用蒸気ボイラーでは、給水管は、返り管に取付ける


問7④ガラス水面計は、可視範囲の最下部がボイラーの安全低水面と同じ位置に取り付ける。


問8④安全弁箱又は排気管の底部には、弁の無いドレン抜きを設ける。


問9①機器=主安全制御器 構成部分=安全スイッチ


問10④高圧大容量の水管ボイラーには、全吸収熱量のうち、蒸発部の接触伝熱面で吸収される熱量の割合が小さい放射型ボイラーが用いられる。